Floxytek インタビュー

ETC

ヨーロッパハードミュージックシーンの最重要アーティストの一人Floxytekがこの秋待望の来日。このチャンスを逃すな!ということでパパ フロキシーテックにインタビューをしました!


ハローパパ!本日こうやってあなたにインタビューをすることができて本当に光栄です。それではいきましょう。よろしくお願いします!

(1) あなた自身について簡単な紹介をお願いします。

俺の名前はFloxy、今年で38になるよ。フランスのCherbourgというところ生まれ。本日はよろしく。

(2)いつ頃から今の音楽を作るようになったんですか。またFant4stikのメンバー(Guigoo, Billx, Mat Weasel)とはどのようにして出会ったんですか。

1999年頃、当時のレイブパーティーを通じてこの音楽を知った。当時Hiphopばかり聴いていた自分にとって、Technoという音楽との出会いは本当の意味での発見というか、啓示のようなものであって、そのあとそれは自分の中でとても重要な存在となっていったんだ。一番最初Groove boxだとか、サンプラーを購入したりなんかしたよ。

この音楽を作り出した当初はただ単に自分だけの為にやっていたんだ、その後すぐにコンピューターを買って、ラップアルバムを制作したよ。同じ時期にhardtekも作っていたんだけれど、コンピューターを導入してからというもの曲作りというものがその後一切内蔵容量に左右されることがなくなった。2003年に最初のレコードを作ったんだ。

BIllxとは2004年に出会った、彼が当時作っていた音楽を聴いて、すぐに魅了されたのと、あと彼自身が持つ人間性にすごい引かれたのを覚えている。それ以来、彼とはずっと一緒に仕事をしているよ。ギーグー(guigoo)とMat Weaselとはその後に出会ったんだ、その時の感覚もbillxと会った時のものと全く一緒だった。僕らはFant4stikとして2014年から共に活動をしているよ。

(3) 音楽を作るようになり、フロキシー自身の人生はその後どのように変わっていったんですか。またこの15年の間にフランスの、あなたを取り巻く環境はどのように変化していきましたか。

一番最初の頃は音楽はただのホビーというか、ただ自分のパッションでしかなかったように思う。でもそれはすぐに生き方そのものに変化していった。自分がやっていた職をやめたからもっともっと自分の時間とエネルギーを音楽に捧げることができるようになった。今の時点ではいくつかの音楽プロジェクトを同時に進行させているよ。ハードミュージックでは3つ、そして2つはチルミュージックをやっている。1日平均して10時間ぐらいこれらのプロジェクトについて時間を費やしているよ。

音楽と、そして僕らがこうやって作っている音楽について。昔と比べて今は特にインターネットというものがとても重要になってきている。音楽リスナーそのものももちろん変わった。以前は、カセットだったり、CDなんかを聴く人が多かったよね。その後youtubeや僕らの音楽が作りだす宇宙がやってきてからは、昔では信じられいぐらいの次元で人々は音楽を聴くことができるようになった。例えば、今の人はDavid Guettaを月曜日に聴いて、Skrillexを火曜日、そして水曜日にAngerfistなんかを平気で聴いてたりなんかする。このような音楽生活の変化を経て僕らの音楽そのものもDubstepやTrance, そしてHardstyle等から恩恵を受けていくようになった。

10年前なんかはそのようなメインストリームの音楽というものはただ眉をひそめられるだけのものだった。現在は昔とは全く違い、このようなことは全くもってなくなったし、私達の音楽も他ジャンルからの影響を受け、より音楽的に充実したものとなった。よって自分自身の音楽も大いに変化をとげることができた。自分のスタイルについては以前よりもっとハードになったし、ベストとも言えるオランダのパーティーシーンのスタイルにより近いものになったと思う。

(4) 音楽を作るときに気をつけていることはなんですが、そして音楽制作にとって重要だと思うことはなんですか。

この質問に答えるのは難しいよ。自分は驚きを感じること、そしてとにかくでかいkickを作ることを愛しているんだ。自分が音楽を作るということのを愛し続けていられる限り、自分は音楽を作り続けていくと思うよ。

(5) 日本について知っていること、そして日本のどんなところが好きですか。そして日本ツアー中はどんなことをしたいですか。

日本については色んなことを言うことができるよ。日本のみなさん、そして食べ物、お寺、自然…etc これらは僕に刺激を与えてくれる。今年こうやって僕の新しいアルバムと共に日本に戻ることができて本当に嬉しいよ。
あとそうそう、日本酒を飲むのと、和牛を食べるのが待ちきれないよ。

(6) Tanukichiとの新アルバム”Kickbass Densetsu”について何か一言。

この新しいアルバムをこうして皆さんに届けることができたことをとても嬉しく思います。
自分自身のこととなるけれど、今回多様な音楽の影響を多いに反映させているよ。特に民族的な音楽とBass musicからの影響を感じることができると思う。このアルバムを秋M3にて届けられることができたことは本当に幸運なことだったと思う。そして26日の大阪”Freground @ Triangle”と28日”Teknician @ Shibuya Dimension”にてみんなに会えるのが待ちきれないよ。アルバムとパーティー共によろしくね。


(7) 最後に一言

みんなに会えるのが楽しみで仕方ないよ。最高の日本酒をみんな用意して。そしてそれを絶対に忘れないで俺のところに持ってきてください(笑)

Merci Beaucoup papa!
ありがとうございました!

2019/10/22 Interview by Tanukichi

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