ハードテックチュートリアル その2 〜スネアとハイハットをいれてみるの巻

ETC

ではキックの打ち込みを終えたところで今度は他のリズム隊をうちこんでいきましょう。

renoise 2-1

先ほどのキックを呼び込んだ時と同様に、今度はclap音を右上のセクションにいれてみましょう。この状態でキーボード(または鍵盤)を押すとclapの音が鳴ります。(esc押したままだった人はそのまま打ち込んでしまうのでもう一度escを押して打ち込み状態を解除してください)、そういえばキックを打ち込んだので画面左パターン・マトリックス画面、キックの箇所が赤くなっていますね。
clapは基本キック2発につき一回鳴るので ctrl + 8 を同時押しします(macの方はcommand + 8ですね) こうすることで一回clapを打ち込んだらその後自動的に次のclapが置かれるべきところに動いてくれます。(kickのときはctrl + 4でした)

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上の画面では今04の場所にきています。ここは通常clapやスネアを置くところですね。画面下の数字が8になっていることを確認してください。
ここで、kickの時と同様にQを長押ししてみましょう。そうすると一気に打ち込まれていきまして、下のようになります。

renoise 2-3

音はこんなかんじに

次はclosedハイハットをキックの裏にいれてみましょう。
renoise 2-4

hat loop MWB1_Seq20というサンプルを選んでみました。これはloopですがなんとかなるでしょう、とりあえずこれを

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Track3 (HATという名前に変えてみました)の02までカーソルを持っていき、 ctrl + 4(mac: command + 4) を押したあとでQ長押し。

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チチチチチという音とともにprogrammingが完了しました。音はこんな感じに

renoise 2-9

上の音とこのloopの波形をみるとわかると思いますがハットのloopの2発目がkick二発目以降入ってしまってるのでだらしない感じになってしまいました。
なのでこの音のエンドポイントを設定してみます。

下の画像のように、ここにカーソルを合わせて、次のキックが来る時までにこのHatのloop音が毎回切れるようにしてみます。キーボードの”C”をここで押し続けてみましょう。
renoise2-11

そうするとそれぞれに”C0″という文字が並びました。これはサンプルのリリース時間を左右する重要なポイントで、C0でそこの上まで来たところでjustで切ることができまして、これはc8までリリースの長さを加減することができます。

C0 – justで切れる
C8 – その区間ギリギリまで音が鳴る

のでC8より音を長く伸ばしたい場合は段をひとつ降りてしまったところに打つc0の方が長いということです。このテクニックは打楽器系やシンセの打ち込みの際にとても重要で、これに気をつけるとグルーブが出しやすくなります。慣れてくるとわかってくるんですが気をつけてるとここは結構違ってくると思います。offbeat bassの長さを設定するところでもかなり役立ちます。
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音はこんな感じに、きちんと切れてきましたがまだリリースが長くタイトではないので不満。

さっきC0を置いた場所のひとつ上の段にカーソルを合わせます。
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そしてキーボードのCを長押しすると

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こんなふうになりました。この位置でC0で切ってしまうとめちゃくちゃ短くなってしまうので、下の画面のようにひとつ右の行へ行って、

renoise 2-16

この位置で数字の6を押し続けてみましょう。下のようになります。
renoise 2-17

音はこのように、すっきりしてきました。

次回乞うご期待!上音をいれてみようの巻!

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